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インプラントの歴史は意外と古くて、人工歯根を使用した骨内インプラントが歯科で応用されるようになったのは1990年代の中ごろのことだそうです。そのころはまだ試行錯誤の段階だったので、いろいろな材料が使われて、いろいろな固定方法が試みられていたそうです。近年では、インプラント治療は世界中で研究するところは増加の一途をたどっていて、今ではインプラントの話をせずに歯科治療の話ができないというくらいまでなりました。
現在、世界中で行われている最もポピュラーなインプラント治療法は、オッセオ・インテグレーションという形態で、チタンを使ったものです。チタンを使うまでは、骨に完全に結合させることが難しくて、完全に結合させるために隣の歯を使ってインプラントを結合しなければならなかったそうです。しかし、チタンは大変、生体反応がよくて、隣の歯を使用することなくインプラントを固定することができるようになったそうです。
チタンが骨ととてもよく結合するということを発見したのは、まったくの偶然で、1952年にスウェーデンの科学者P・I・ブローネマルク博士が微細血流の研究でウサギの骨にチタン製の機材を埋めたところ、骨が結合してとれなくなるということが起こったのだそうです。彼はこの現象を「オッセオ・インテグレーション」と名づけたのですが、このきっかけがインプラントの治療を大きく改善したのです。もし、この偶然の発見がなければ、今でもインプラント治療は隣の歯を使って結合していたのかもしれませんね。
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